「ライオンキング」や「CATS」などロングランヒットで有名な劇団四季ですが、
大きな特徴として大きな演劇場でもしっかりと台詞が聞くことができる効果がある母音法を使っています。
その手法は声優の発生にもつながっていくことになり、ぜひともいい音を出せるようになっておきたいところですね!
今回は日本を代表する劇団である劇団四季の母音の発声法についてまとめてみました!
劇団四季の母音の発声法について
母音法はミュージカルなどで日本語の台詞をはっきり美しく聴ける効果を出せる発声方法です。
劇団四季で行われているこの母音法を「四季メソッド」と呼ばれています。
単語ごとに一つ一つを区切って発生するのがコツです。
腹式呼吸を意識しながら母音を強調することで台詞が聞きやすくなる効果がありこの発声法が徹底されているそうですよ!
日本語は子音と母音を組み合わせて成り立っています。
まず、子音を取って母音だけの「あ・い・う・え・お」の音だけを発声します。
例えば「おはようございます」なら「おあおうおうおあいあう」と子音を取って発音して練習していきます。
母音だけで発声を続けることによって子音を付けても言葉が聞き取りやすい発声になります。
母音法には劇団四季の旗揚げ公演を観た現在の劇団四季代表・浅利慶太の父である浅利鶴雄の「台詞がよく聞き取れなかった」
という一言が大きなきっかけとなった歴史があったそうです。
これが今でも劇団四季がミュージカルの名門であり続けている理由の一つなんでしょうね(*^-^*)
ミュージカルは歌もお芝居も楽しめますが
人物の台詞が聞き取りにくいとストーリーがわからなくなり楽しさが半減してしまいますね(‘Д’)
練習のコツは口の形と舌にある
鏡を見ながらしっかり口を大きく開けて練習します。最初に息を思いっきり吸い込むのもポイントですよ!
- あ・・・リンゴをかじるイメージで、軟口蓋(上あごの少し奥で咽頭の前にある部分)を持ち上げ舌根を下げる。
- い・・・口をしっかり横に開き、舌と軟口蓋の間は狭くする。
- う・・・唇を尖らせる。
- え・・・「あ」の口の状態を少し横に開く感じで舌の真ん中から先を少し浮かす。
- お・・・口を縦に開き、唇を少し尖らすように意識する。
腹式呼吸も同時に意識して行います。
姿勢は背中を真っ直ぐにして足は少し開いた状態で立ってください。
そして、
- お腹の空気を出すように息を吐きます。
- 息を吐ききり今度は鼻から息を吸い込みます。
- お腹をへこましてそのまま数秒間息を止めます。
- 最後に息をゆっくり吐き出します。
腹式呼吸は母音の発声法の基本になるのでしっかりマスターしたいですね!
劇団四季の母音の発声法によるメリット
劇団四季が行っている発声法は特別なものというわけではなくて私たちにも役立ちます。
会社や学校で大勢の前で話すときや普段の会話も話しやすくなる効果があるそうですよ(*^▽^*)
滑舌が悪いと言葉がうまく伝わらなくてコミュニケーションがうまくいかないこともありますよね。
発音が良くなり、滑舌が滑らかになり、聞きとってもらいやすい話し方になります!
母音発声法自体が運動になる腹式呼吸ができるようにもなるので腹筋が鍛えられます。
胸式呼吸から腹式呼吸に変わると発音などが良くなるだけではなく副交感神経の働きを良くし
リラックスさせる効果もあってストレス対策にもなりそうですね(*’▽’)
横隔膜の動きを良くして内臓をマッサージしインナーマッスルを鍛える効果があります。
勉強やスポーツの上達と同じで何度も練習することで身に付きますよ!
声優になる方法
→ミックスボイスの練習方法と感覚とコツ!男でも裏声いけるよ(`・ω・´)ゞビシ
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まとめ
海外のミュージカル作品を上演し劇団四季のことを知らないという人は日本にはあまりいないとおもいます!
「四季メソッド」と呼ばれる母音の発声法はファンの皆さんの間では常識なのですね(#^^#)
演劇や歌を学ぶ人にはもちろんですがそれ以外の人にも
母音をしっかり発声させることはメリットになることがたくさんありますよ(*^^)v
腹式呼吸も行えるように練習すると健康にも良い事も分かり取り入れたいですね。
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