声優のオーディションの際に注意するところは容姿や演技力などいろいろありますが、
審査員はどんなところを見ているのでしょうか?
今回は声優オーデションで審査員が見ている箇所や視点についてご紹介させていただきたいと思います!
声優オーディションで審査員はどこを見ている?
今回実際の映像番組のキャスティングをされた方のその時の決め方や様子をうかがうことができました(/・ω・)/
なのでそちらに丸投げしたいと思います!
実際にNHKの声優オーディションを審査された方の視点!
海外ドラマの吹き替えのオーディションをしたことがあります。
それは、あのスーパーマンの青春時代を描いたワーナーブラザーズのSmallvilleというSFドラマ です。
ハイスクール時代のクラーク・ケント、恋人役のラナ、恋敵のクロエや悪役のレックスなど、
若い人たち(声優さんたち)が多数登場します。
声優さんを選ぶ審査員たちが、まず何をするかというと、当然ですがそれぞれの役のイメージを固めます
複数の審査員は、それぞれオリジナルの番組を試写し、討議をしておおよそのイメージを共有します。
このときに、元の俳優さんの声の質や高低は関係ありません 。むしろ引っ張られないようにします。
あくまでも、その役のイメージを優先 します。
事務所に声を掛けるのは大網漁!
共有したイメージがある程度固まった段階で、(言葉はあまりよくありませんが)
網を掛けるように多くのプロダクションの声優さんたちにオーディションの声を掛けます。
主人公からオーディション始めるけれども。。。
オーディションはまず主人公から始めます。しかし、大体の場合、この声優さんで決定!とはなりません。
なぜか?それは「組み合わせ」です。
主人公に仮にAさん(この場合は男性)がいいと思っても、
「組み合わせ」がぴったり来る女性声優がいない場合、Aさん主人公案は見送られ、
次の候補Bさんを主人公にできないかと審査員たちは模索し始めます。
Bさんとぴったり組み合う女性声優さんがいたら主人公はBさんに(この場合、Aさんがサブ主人公に落ち着く場合が多いです)、
いなければ次のCさんへと案を移していきます。
声優は作品ありきでその時のバランスが命
このように「組み合わせ」、「組み合わせ」を繰り返して、ヒーローとヒロインが決まり、
ヴィランが決まり、ほかのサブが決まっていきます。多くの場合、
キャスティングは微妙なおのおのの声優の「組み合わせ」に支えられているのです。
しかし、「組み合わせ」と言われても、自分の力ではいかんともしがたいものがあります。
しかし、そのためにも色々な声色を演じ分けられるようにしておくことは大切と思われます。
もっとも、圧倒的な人気のある声優さんは別格扱いであり、末端の端役なども「組み合わせ」は関係ありませんが。。
声優を目指す方々は、はやく「組み合わせ」を考慮されなくても済むような存在になりたいですね。もちろん、いい意味でです!
オーディションは控室から始まっている。。
それと、もうひとつ。審査員の中には、控室をのぞく人が結構います。
声優さんたちはその人が審査員とは気づきませんから、気ままに過ごしています。
その状態を見るのです。「俺は絶対に受かるね~」とか「私に決まってるわよ」というような
自信満々な雰囲気の声優さんを避ける審査員が多いようです。
なぜなら、そのような人たちは、他の番組で採用されればいいのですから。。
ですから、既にオーディションは控室から始まっていると思った方がいいでしょう。みなさん、頑張ってくださいね!
まとめ
ということで今回はオーディション現場での審査をされている方の意見をいただきました(/・ω・)/
いやけっこう人間味があるリアルなオーディション内容でしたね!
こんなとこ見られてるんだ( ゚Д゚)という内容に管理人も正直驚きです。。
演者とキャスティング側はやはり違いがあるんですね。
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